病院概要

病院概要

HOSPITAL OVERVIEW

理念・基本方針

理念

Good Neighbors
Good Hospitality

私たちは、患者さまと病院の関係を、いつでも気軽に接することができるものにと考えています。背伸びせず、かしこまらず「ちょっと隣へいってくるよ」というような気持で頼っていただけるような関係を望んでいます。患者さん、ご家族、地域のみなさまにとって私たちが「よき隣人」となれるよう、開かれた病院づくりを行ってまいります。
病気やケガを治すことは、医療の基本です。ですが、患者さんやご家族の気持ちや置かれた状況をトータルに考え、一人ひとりに合った適切なサービスと環境を提供することもまた、これからの医療に欠かせないものです。そのことを忘れず、いつでもどんなときでも、ホスピタリティを実感していただける努力をしてまいります。

基本方針

  • 患者中心の医療
    1. 患者さんの権利と意思を尊重し、心の通った満足度の高いリハビリテーションを提供します。
  • 医療の質・安全
    1. 安全で質の高いリハビリテーションを提供し、早期の在宅復帰・社会復帰を支援します。
      職種間連携を強化し、最良のチーム医療に努めます。
  • 地域貢献
    1. リハビリテーションを通じて、地域包括システム構築に取り組み、積極的に地域連携を図ります。
  • 職場環境
    1. 職員の一人ひとりが自己研鑽に励み、知識と技術の向上に努めるとともに、明るく働きやすい職場づくりに努めます。
      人間性豊かで専門性を兼ね備えた人材を育成します。
藤聖会グループが大切にしていること

理事長挨拶

理事長 藤井 久丈
富山西リハビリテーション病院が、藤聖会グループ(医療法人社団藤聖会、医療法人社団親和会、社会福祉法人慶寿会)のリハビリテーション専門病院として2017年11月に開院してほぼ6年になります。開院当初から脳梗塞や大腿骨骨折などの治療後に集中的なリハビリケアを行い住み慣れた自宅の生活に戻ることを大きな目的として、医師、看護師、リハビリセラピスト(PT・OT・ST)は勿論、薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなど多職種協働で患者様に向き会ってまいりました。6年間で3000人以上の入院患者さんの身体機能の回復に関わることができたことにスタッフ一同大変感謝しております。患者さんを中心に据えて全職種一丸となって支える医療は当院のような回復期リハビリテーション病院では最も重視されるべきものと考えております。
人生100年時代と言われるように医療の技術が進み、豊かな時代と同時に超高齢化時代となった現代では、医療は「病気を治す」だけではなく「治し支える」、更に「寄り添う」ことが必要になってきました。医療の評価観点としてQOL(Quality of Life)という言葉がありますが、このQOLのLifeの解釈も人生100年時代にともない、「命」から「生活」、更に「人生」という意味合いに変化してきています。「命を救うこと」そして「その人の生活の質を上げること」さらに「人生の質を上げて、その人らしい人生を送るために支援すること」が私たちの大きな仕事です。リハビリテーションを通して、人生のクオリティをあげて、「より良く生きる」を支援したいと私たちは考えています。病気の急性期から回復していく過程でのリハビリを行うだけでなく、より良く生きるためにロコモ(運動器の衰え)やフレイル(全身の機能低下)にも力を注いでおりますが、さらに体の痛みや不調を軽減して身体の機能改善を行うパーソナルボディメンテナンスにも取りかかっております。
益々の皆様のご協力、ご支援を賜りたいと存じます。どうぞよろしくお願い致します。

藤聖会グループ理事長
医療法人社団親和会 富山西リハビリテーション理事長

藤井 久丈

院長挨拶

院長 野上予人
当院は2017年11月に、八尾総合病院と山田温泉病院の回復期リハビリテーション病棟の機能を発展して受け継ぐ形で、リハビリテーション機能の専門病院として開設されました。

当初は回復期リハビリテーション病棟60床、医療療養病棟60床でしたが、急性期病院からのリハビリテーション目的の受け入れ要請が多く、2018年7月から120床すべてが回復期リハビリテーション病棟となりました。現在では、富山医療圏に限らず、高岡医療圏、砺波医療圏から、さらに県外医療機関からも受け入れがあります。

さて近年、回復期リハビリテーション病棟では、リハビリテーションの量(時間)だけでなく、質が問われています。どれだけの期間で、どこまで改善させたかを数値(リハビリ実績指数)として評価するものです。

当院は120床すべてが最も高い評価レベルの病棟となっています。天井走行リフト、歩行訓練ロボット、運転シミュレーターなど様々な機器を導入して、リハビリテーション効果を上げる努力をしています。

とは言え、医療ではやはり「人」が最も大事です。特に回復期リハビリテーション病棟は、患者さんの退院後の療養生活・社会生活の質や安全を考えて、多職種が専門性を生かしたうえで、チームが一丸となって取り組むことが最も大切な病棟だと考えられています。

スタッフ一同、患者さんが後遺症を残したとしても再び生き生きと安全に日常生活が送れるように退院支援などで、今後も頑張ります。私自身も、そのチームワークの中心となり、まとめ、引っ張っていくよう、努めていきます。

富山西リハビリテーション病院
院長 野上 予人

医師紹介

医師

中川忠

リハビリテーション科、脳神経外科(脳卒中)
身体状態や高次脳機能障害等を、分かりやすく説明するよう心がけています。
詳細
医師

浅野裕

リハビリテーション科、整形外科
患者さんの全体像を捉えて、リハビリテーションの内容や予後の助言をしています。 
詳細
医師

近藤聖子

リハビリテーション科、整形外科
患者さん、ご家族の声に寄り添い、受傷部位・リハビリテーションの状況を丁寧に説明しています。
詳細
富山大学リハビリテーション科 教授

服部憲明

リハビリテーション科、脳神経内科
富山大学

堀川英世

リハビリテーション科、麻酔科
看護部長

中川美都子

一人ひとりの患者さんが生きてこられた人生、病気になられてからの経過、そのことによって生じた不安や悩みや苦痛、あるいは希望や願いなどに寄り添い、その人らしく生きられるように、看護・介護を通して、心をこめて支援します。
リハビリテーション科 科長

吉村裕子

約80名のリハビリスタッフが所属しています。患者さんへ質の高いリハビリテーションを提供するために常に向上心を持って自己研鑽に励んでいます。患者さんとご家族の声に寄り添ながらマンツーマンで向き合い、ベストの状態で自宅復帰・社会復帰できるように最良のリハビリテーションアプローチを行います。

施設基準

当院では以下のとおり東海北陸厚生局に施設基準の届出を行っております。

基本診療料

回復期リハビリテーション病棟入院料1
療養病棟療養環境加算1
診療録管理体制加算3
医療安全対策加算2(医療安全対策地域連携加算2)
感染対策向上加算3(連携強化加算)
入退院支援加算(入院時支援加算)
認知症ケア加算3
データ提出加算2
医療DX推進体制整備加算

特掲診療料

地域連携診療計画加算
二次性骨折予防継続管理料2
二次性骨折予防継続管理料3
脳血管疾患等リハビリテーション料(I)
運動器リハビリテーション料(I)
入院時食事療養(I)/入院時生活療養(I)
摂食嚥下機能回復体制加算2
外来・在宅ベースアップ評価料(I)
入院ベースアップ評価料 41

連携実績

転院患者数(2023年度)

入院

・富山大学附属病院 129件
(脳神経外科71件、整形外科51件、内科3件、脳神経内科3件、外科1件)
・富山県立中央病院 78件
・富山赤十字病院 85件
・富山市民病院 134件
・富山県済生会富山病院 17件
・富山西総合病院 111件
・その他県内 40件
・県外 10件

診療実績

入院(2023年度)

入院患者の疾患

・脳出血 脳梗塞 くも膜下出血 脳挫傷
・脊髄損傷 頚椎症 脊柱管狭窄症術後
・大腿骨近位部骨折 大腿骨骨幹部骨折
  骨盤骨折 脊椎圧迫骨折
・黄色靱帯骨化症 後縦靱帯骨化症
・下肢切断
・ギランバレー・バレー症候群
・廃用症候群(肺炎後・外科術後等)
・その他

在宅復帰率
86.5%
重症者受入れ率
47.5%
重症者改善率
66.5%
リハビリテーション実績指数
50.6
患者一人あたり平均リハ単位数
4.99単位
平均在院日数
69.6日

外来(2023年度)

外来患者の疾患

・脳出血 脳梗塞 くも膜下出血
・変形性膝関節症 変形性腰椎症 脊柱管狭窄症 腰椎椎間板ヘルニア
・肩関節周囲炎 頚椎症 肩腱板損傷
・四肢骨折後 脊椎圧迫骨折後
・運動器不安定症
・パーキンソン病 脊髄小脳変性症 多系統萎縮症
・その他

コメディカルスタッフの認定資格者

リハビリテーションスタッフ

回復期リハビリテーション病棟協会 セラピストマネージャー 2名
登録理学療法士 13名
管理・運営認定理学療法士 1名
脳卒中認定理学療法士 4名
補装具認定理学療法士 1名
運動器認定理学療法士 2名
地域リハ認定理学療法士 1名
整形外科リハビリテーション学会 認定グレードB 1名
認知症ケア指導管理士(初級) 2名
摂食嚥下認定言語聴覚士 1名
NST専門療法士 1名
臨床栄養代謝専門療法士(摂食嚥下領域)1名
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 1名
認定訪問療法士 2名
認定作業療法士 1名
3学会合同呼吸療法認定士 3名

看護師

認定看護管理者 1名
摂食・嚥下障害看護認定看護師 1名
特定行為研修修了者 1名
回復期リハ病棟 看護師認定者 3名
糖尿病療養指導士 1名

管理栄養士

摂食嚥下リハビリテーション栄養専門管理栄養士
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
臨床栄養認定管理栄養士
在宅訪問管理栄養士

2024年5月現在

患者さんの権利

  • 良質な医療を受ける権利
    1. 患者さんは、どなたでも平等に良質な医療を受ける権利があります。
  • 選択の自由の権利
    1. 患者さんは、医療機関を自由に選択・変更する権利と他の医師の意見(セカンドオピニオン)を求める権利があります。
  • 自己決定の権利
    1. 患者さんは、十分な説明と情報提供を受けた上で、治療方法などを自らの意思で選択・拒否する権利があります。
  • 説明を受ける権利
    1. 患者さんは、病気の内容やその治療・検査などについて分かりやすい言葉や方法で説明を受ける権利があります。
  • 情報の開示を求める権利
    1. 患者さんは、自分の診療記録の開示を求める権利があります。
  • プライバシーの保護と秘密を保持される権利
    1. 患者さんは、病院内でのプライバシーを守られる権利があり、診療の過程で得られた個人情報や医療上の秘密を厳守される権利があります。
  • 尊厳を得る権利

身体拘束最小化のための基本的な考え方

身体拘束は患者の生活の自由を制限することであり、尊厳ある生活を阻むものです。当院では患者の尊厳と主体性を尊重し、拘束を安易に正当化することなく、職員一人ひとりが身体的・心理的弊害を理解し、身体拘束等廃止に向けた意識を持ち、身体拘束等をしない医療サービスの提供に努めています。

身体拘束等適正化のための指針

診療情報の開示について

当院では「診療情報の提供等に関する指針」に基づき患者さんが病気と診療内容を十分に理解し、医療従事者と相互に信頼関係を保ちながら、共同して疾病を克服することを目的とした診療情報の開示を行なっています。診療情報の開示をご希望の方は当院1階総合受付までお申し出ください。請求費用につきましては請求者負担となります。

セカンドオピニオンの相談について

セカンドオピニオンとは「現在治療されている病院での診断や治療方針に対して、他の医師に意見を聞く」というものです。現在、他の医療機関で受けている診断や治療方針に関して当院の医師が意見を提供し、今後の診断・治療の参考にしていただくことを目的としています。ご相談の際は1階総合受付までお願いします。

患者満足度調査について

職員の勤務姿勢や言葉づかい、受付・診療での待ち時間、病院設備の満足度を中心に、患者さんから直接ご意見をいただき、今後の病院経営の改善に役立てるアンケート調査を実施しました。

2024年度 患者満足度調査 2023年度 患者満足度調査 2022年度 患者満足度調査 2021年度 患者満足度調査

第三者評価について

良質な医療が提供されているかを審査する目的で、第三者である日本病院機能評価機構の審査を受け、2024年2月に病院機能評価リハビリテーション病院Ver.3.0に認定されました。

とやま健康企業宣言(全国健康協会保険協会富山支部)

2020年10月より「とやま健康企業宣言」に参加し、職員の健康を重要な経営資源と捉え、職員の健康づくりに取り組んでおります。
健診の実施や要治療者の再検査等の受診、特定保健指導の実施のほか、食事・運動・禁煙・心の健康に係る取り組みを実施し、2022年6月28日付けで健康企業宣言Step1に認定されました。
今後もStep1の取り組みに加え、職員家族に係る健診受診の勧奨、メンタルヘルス対策、過重労働防止等にも取り組んでまいります。

藤聖会グループ

グループ概要

藤聖会グループが大切にしていること

富山西リハビリテーション病院と富山西総合病院

ひとつの命に、ふたつの病院
Good Neighbors -良き隣人でありたい-
Good Hospitality-最適なホスピタリティを提供したい-
● それぞれの病院が機能分化・専門分化しながらも、
ひとつの病院のように互いに連携する
ワンストップサービス
医療・介護・予防・住まい・生活支援の一体提供

関連施設

PAGE TOP
プライバシーポリシー
Copyright © 富山西リハビリテーション病院. All Rights Reserved.